歯っぴースマイル
ハッピースマイルは東京都目黒区歯科医師会が発行し、本会会員の歯科医院などで配布しています。
歯科健診のお知らせや福祉施設での受診、お口の中を快適に保つ情報などが載っています。
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号外
『要介護者訪問口腔調査制度をご存じですか?』
2009-11-15
この文章は、めぐろ区報の平成21年11月15日号の健康情報館に掲載されました。
高齢化社会が進むにつれて、介護を必要とする方が年々増え続けています。介護では、程度の差はありますが、食事、排泄、入浴といった日常的な場面での手助けをご家族やヘルパーが担うことになります。
ここで重要でありながら見落とされがちになってしまうのが、介護を受けている方の「口腔ケア」です。「口の中を一度も見たことがない」という介護者は実際のところ非常に多く、お口の中が汚れたままで歯周病が進行し、強い口臭があってもそのまま放置されている方は少なくありません。また、入れ歯が合わないために食事がままならないが歯科医院に通院できないという方も多くいらっしゃいます。
このような方のために目黒区には「要介護者訪問口腔調査制度」があります。この制度は、目黒区内在住の方で要介護度2から5に認定されている方を対象としています。
無料で目黒区歯科医師会の歯科医師が訪問してお口の状態の調査を行い、その結果によりその後の対応方法を相談し、必要であれば往診可能な歯科医師を紹介します。
要介護となった方の誤嚥性肺炎の予防や、QOL(生活、命、人生の質)の向上には「口腔ケア」は必須のものです。是非ご利用ください。
連絡先 健康推進課(5722-9584)
(協力:目黒区歯科医師会)
『かかりつけ歯科医を持ちましょう!』
2006-04-29
この文章は、めぐろ区報の平成18年 4月15日号の健康情報館に掲載されました。
急速に進む高齢化社会の中で、「介護予防」という言葉が普及しつつあります。
これは要支援や要介護の状態になることを予防するという意味ですが、この中で「口腔ケア」の重要性が今注目されています。
全身の健康を維持増進する上で、口の中の健康を無視することは出来ないということです。
特に生活習慣病である歯周病が全身に及ぼす影響は、最近の研究によって徐々に明らかにされてきました。
歯周病菌が動脈硬化を促進する因子であることや、糖尿病を悪化させる因子であることなどが分ってきたのです。
また、特に高齢者においては、口腔内の汚れが誤嚥性肺炎発症の危険率を高めることは以前から言われてきました。
勿論、「口腔ケア」は高齢者だけのものではありません。
「口腔ケア」に関心を持つことに、早過ぎるということも、また遅過ぎるということもありません。
ここで大切なことは、「口腔ケア」を行うと同時に「かかりつけ歯科医」を持つということです。
「治療」と「口腔ケア」は、口の中の健康を守る車の両輪のようなものなのです。
現在、目黒区では目黒区歯科医師会と共に「かかりつけ歯科医機能推進事業」を進めています。
歯科医院を探しているがどこに行ったら良いか、或いは、往診に応じてくれる歯科医師はいないかと迷われている方のために、目黒区歯科医師会を通じて信頼出来る歯科医師を紹介するシステムです。
ホームドクターとしての歯科医師は、皆さんの健康を守っていく上で、必ずや力強い味方となってくれるでしょう。
「かかりつけ歯科医機能推進事業」に関する問い合わせ 健康推進課保健事業係 TEL 5722-9584
(協力:目黒区歯科医師会)
歯周病と全身疾患との関係
2005-06-08
この文章は、めぐろ区報の5月25日号の健康情報館に掲載されました。
口の中の唾液、歯垢には常に数百種もの細菌が存在し、その数は歯垢1mg中に10億個といわれています。
この細菌が病原菌となって虫歯、歯周病が起こります。
最近の研究により、歯周病の原因となる菌群は、動脈硬化を促進する重要な因子の一つであることが明らかになってきました。
動脈硬化は虚血性心疾患(狭心症、心筋こうそく)、うっ血性心不全、脳血管障害(脳こうそく、脳出血、くも膜下出血)を引き起こす原因となります。
また、歯周病は、その炎症に対する免疫反応の過程で発生する物質によって前糖尿病状態を引き起こし、糖尿病発症後は病状の進行を促進する因子となることも分かってきました。
8020(ハチマルニイマル)運動とは、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保つことで豊かな人生を」という考えのもとに、国と日本歯科医師会により提案された運動です。
この「8020」を達成することが、全身の健康を保つためによい影響を及ぼすことが報告されています。
疫学的調査よると、70歳以上で20本以上歯のある人は、歯がない人と比べてほぼすべての疾患で有病率が低く、21%も医療費が安くなっています。
規則正しい生活習慣を身につけ、口の中の健康を維持することが、全身の健康にとってかけがえのないことです。
生涯にわたり自分の歯を大切にすることで、健康で幸せな生活を送りましょう。
口の中の健康を保つには
①専門家の指導により、自分に適した正しい歯磨き方法を身に着ける
②痛みや違和感、出血など、異常を感じたら放置しない
③定期的に歯科健診を受け、歯磨きのチェックや歯のクリーニングをする
(協力:目黒区歯科医師会)
妊娠中のお口の中は・・・
2003.6.10
妊娠中は普段に比べてお口の中の環境が悪くなります。
唾液のPHの低下(酸性に傾く)や内分泌機能の変化など、体に変化が起きるのに加えて、つわりなどの影響で歯磨きが充分にできないうえ、間食が増えるなどと言った生活習慣の乱れが原因になっています。また、つわりなどの影響で歯科治療も敬遠されがちです。
その結果、ご自身のお口の中では細菌が増殖し、虫歯や歯周病の悪化を招くだけでなく、このままでは生まれてくる赤ちゃんのお口にも感染させてしまう危険性もあるのです。
※妊娠中は歯科健診を受けるなど、特にお口のケアーに心がけましょう。
※妊娠安定期(5~8ヶ月)には、比較的簡単な歯科治療は安心して受けることができます。
※難しい治療が必要なときは、応急処置をして出産後にしっかりした処置をしましょう。
医食同源
2002.6.1
「離乳食は赤ちゃんのために特別に調理する必要はありません。
ご飯を炊く時、炊飯器にニンジンなりジャガイモなりを一緒に入れて、炊き上がったらそれをすりつぶして赤ちゃんに食べさせてあげればいいのです。
赤ちゃんはニンジンやジャガイモの自然の甘味を充分美味しく感じるのですよ。」
15年も前、母親学級で妊婦さんのために歯科講話をしていた頃、離乳食について、保健所の保健婦さん(かなりの年輩でした)から教えていただいた話です。
食生活について考える時、成人にも良いヒントになると思います。
外食産業(特にファーストフード)が台頭し、インスタント食品やレトルト食品が普及するにつれ、現代人の味覚や嗜好は変わってしまったようです。
そして、それが糖尿病をはじめとする生活習慣病(ムシ歯や歯周病も同じです)の原因にもなっているようです。
『医食同源』と言う言葉があります。
正しい食事をすれば病気にならず、健康でいられるということです。
もう一度、『歯に良い=体に良い食生活』について考えてみませんか?
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